稲増ゼミでは、現代の映像メディア文化を理論的=実践的に理解 することを目標とします。その意味で、テキストを読んだりする通常のゼミ活動に加えて、ビデオ制作実習がゼミ活動の大きな柱となっています。これによって、受け手として漫然とテレビを見ている時には見逃している制作サイドの論理を体験し、たとえば同じニュース素材を取り上げても、どこにカメラを置くか、どういったコメントやBGMを付すかで、同じ「事実」に対する印象がまったく違ってしまうことなどを学びます。
 なお、ゼミ生は、ニュース、夏課題、MusicVideoなど、3年間で5つの課題をこなします。


<班分け>
  
まずは班分け。
  稲増ゼミでは全体で制作する「稲増ゼミプロモ」
 をのぞき、通常4つの班に分けて制作を行います。
 班分けはトランプで決めます。
カードを引くまでどの班で誰となるかは
全くわかりません。
クラスの席替えのようなワクワク感を味わうことができます。
班分けの後、その班の班長をきめます。
誰と同じ班になろうと班員の能力をうまく
ひき出しながら、自分の実力を発揮する。
そして班の色をだした良い作品をつくることが
稲増ゼミにおけるビデオ制作の神髄です。





<企画>
 班が決まったら早速企画会議。
まずは何をつくるか。これだけで1ヶ月悩む班もあります。
そしてそれがきまったら、具体的なコーナーの割り振りや
配役、BGM、撮影や編集になにが必要であるか、
そして撮影や編集のスケジュールをきめます。
又、班員のスケジュールを調整し、いつ何を撮影したらよいか
なども決めなくてはいけません。










<絵コンテ>
 
撮影の前に絵コンテを書く場合があります。
それは企画、映像を考えたひとが、他のひとにイメージを
わかせるためや、撮影や編集をスムースに進行するためです。
別に絵がかけなくてもいいのです。
具体的にみんなにいかにわかるように書くかが重要です。











<交渉>
取材に行く場合、相手に交渉しなければいけない場合があります。
取材の内容や意図を明確に説明し、
必要であれば、アポイントをとってもう一度
説明をするために会いにいきます。
礼儀や言葉づかいにも気をつかいます。










<ロケハン>
 
ドラマやMTVの場合、
どこで撮影をするのか、何をバックに撮影するのか
というのがとても重要になってきます。
そこで、ロケハンといっていろんな場所をみて
撮影する場所を探しに行く場合があります。












<道具づくり>
  
撮影の前に撮影に必要な小道具、大道具そして衣装を
作らなければなりません。
道具や衣装を制作するにあたっての費用は
班員の自己負担のため、いかに安く、うまく、
はったりのきいた道具をつくるかが
腕のみせどころです。
写真はペットボトルでロケットをつくっているところです。
いったいどんな作品をつくるのでしょうか。
小道具ひとつ、衣装ひとつでぐっと本格的な
映像をつくることができます。
道具づくりにも全力をつくします。









<メイク>
撮影の前にメイク。
奇麗に変身。
メイクすることによって、役者はその気になってきます。













<ライティング>
 
ライトの種類や、ライトの強さ、ライトの当てかたで
役者の表情や、映像の雰囲気が全くちがったものになります。
時には自分たちで作ったレフ板をつかって撮影するなど、
ライトは重要な役割を果たしています。












<撮影>
そしていよいよ撮影。
映像がぶれないように三脚をつかって撮影します。
三脚を使わない場合もあります。そのときはカメラマンが
どんなアングルでどんなカメラワークをつかうのか
ズームインやズームアウトもカメラマンとしての
腕のみせどころです。
又、シャッタースピードや、ホワイトバランス等、
時と場合に応じて、カメラの機能の設定をかえなくては
いけません。







<音声>
 
ドラマやニュースのインタビューの場合、
マイクをつかっての音撮りも重要になってきます。
雑音がはいらないようにマイクカバーをつけたり、
タオルをまいたりして工夫をしています。
意外と気を使う作業です。











<コマ割り>
  
編集する前に撮ったVTRに
どんな素材が入っているかを書き出し、
編集しやすいようにします。
とった映像のなかに使いたい映像がどこにはいっているか
ノートに書いていきます。











<BGM制作>
BGMもそのまま使えるものもあれば、
CDやカセットもままつかえないものもあります。
その場合、MD等をつかってBGMを編集したりします。
また、ドラマやニュースの場合、アフレコが必要な時は、
セリフをMDにとって使う場合もあります。
写真はYAMAHAのEOS(私物)をつかって
BGMをつくっているところです。









<タイトル・テロップ制作>
 
番組のタイトルや、テロップをいれる場合は
タイトラーをつかって文字を映像に入力します。
編集の前に、使う文字をタイトラーに打ち込んでいきます。












<CG制作>
CG(コンピュータグラフィックス)はいまや番組制作や
映像制作にかかすことができないものになっています。
稲増ゼミでも数年前からアミーガ を導入し
CG制作に使用しています。
「古畑任三郎」のパロディー「稲増龍三郎」にみられるように
稲増ゼミのCG制作も本格的になってきています。
また、マッキントッシュやPCをつかってCG制作をする
ゼミ生もいます。







<編集>
 
いよいよ編集。長かったビデオ制作もいよいよクライマックスです。
編集は凝れば凝るほど時間がかかり、大変なものになってきますが、
やればやるほど凝ってしまうのがゼミ生の性。
毎日期限めざして、寝食わすれて編集に明け暮れます。











<完成>
  
いよいよ完成!
このときの達成感のためにやっているといっても
過言ではないでしょう。
時には涙して喜びます。













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